【足関節捻挫とは】
サッカーやバスケットボール、バレーボールなどのスポーツ中に起こりやすく、足首を内返しや外返しに捻り靭帯や関節を包む関節包を痛める怪我の事です。
捻挫の多くは、関節の構造上足首を内側に捻る内反捻挫になる事が多くなります。
内反捻挫によって痛めやすいのが外くるぶし(外果)の先端の前距腓靭帯を損傷することが多く、くるぶしを押して痛い、くるぶしの周りが腫れてくる場合は靭帯に牽引されて裂離骨折を起こしていることがあります。
前距腓靭帯に次いで痛めやすいのが、踵腓靭帯、後距腓靱帯です。
また、靭帯の損傷程度によって重症度が分かれます。
・1度損傷⇒靭帯が伸びる
・2度損傷⇒靭帯の一部が切れる
・3度損傷⇒靭帯が完全に切れる
【緊急処置】
受傷時はRICEが重要です。
R(安静)I(アイシング)C(固定)E(挙上)⇒挙上は心臓より高く上げて腫れを防ぐ
【治療】
1.骨折の有無を鑑別
2.アイシング
3.靭帯の損傷程度によって固定※
※1度、2度損傷はテーピング+包帯固定
3度損傷はプライトンという固定材料を使って固定します。
スポーツ、競技復帰にかかる期間は、
1度損傷は約1週間
2度損傷は約2~3週間
3度損傷は約2ヵ月
この期間は回復状況によって前後します。
捻挫は早期の治療がとても大切です。
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捻挫はしっかり治療をしないと腫れや痛みが残ってしまいます。
また、足関節だけでなく指【突き指】や手首の捻挫等も当院で治療可能です!!